物流業M&Aを行う際の会社の選び方

物流業M&Aを行う際の会社の選び方

物流業M&Aを行う時の仲介会社の選び方ですが、物流業に得意なところかどうかは重要です。
仲介は事業者の持っているネットワークに依存し、これは全ての業種に対応しているわけではなく業界などに特化し広がってます。
例えば、飲食関連に強いなら、やはり飲食関係の情報も多いのでそのジャンルに強いです。
また、M&Aは規模により必要なスキルも違い、大手の投資銀行などは数十億円以上といった大規模な案件を扱ってますが、仲介会社だと数億円以下の中小規模が多いです。
中には数百万円~数千万円ぐらいの小規模に特化したところもあり、得意とする規模の案件も違うので、どれくらいの規模の事業譲渡を行うかでも選び方が違います。
仲介したら終わりではなくて、実際に相手が見つかってから交渉をしていきます。
交渉では法務・財務など専門知識が必要で、契約書・登記などの手続きもあります。
スムーズに進めるには弁護士・司法書士など専門家との連携があるかも重要です。
資金面で調整が必要な場合もあるので、銀行や投資ファンドの連携も発生する場合もあるので、この時も対応が出来るかも見極めるポイントです。

物流業のM&Aにおけるチェックポイントとは

商品を売ってそれを発送するという流れが当たり前になっている業務なのにも関わらず、主要業務を他社に依存している場合があります。
それが悪い訳ではないのですが、他社という事はまた別の会社とも取引している訳で、自社を優先して物事を進めてくれる保証はありません。
そこで近年物流業で広まっている流れがM&Aです。
物流業の部分を子会社にしてしまい、自社の業務に専任させる事で何かあった時にも安心して使う事が出来ます。
チェックポイントとしては、業務量が実際に自社だけでまかなえるか、といったところでしょうか。
まかなえないほどの規模であるならM&Aをしてももてあましてしまいますし、そこで別の会社から仕事を取ってきたとしたら、いざという時の優先が難しくなるからです。
どの会社を取るかは選べる訳で、その段階でしっかりと自社の規模に合わせたところを選ぶのが重要でしょう。
もし難しいようなら新しく立ち上げるという話もありますが、それはまた別の話となります。